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東洋医学が得意とする疾患

​めまい

「めまい」は眩暈(げんうん)と書きますが、眩とは目がチカチカしたりくらむことで、暈とは頭が

 フラフラして不安定な状態になることです。

 現代医学では大きく以下のように分けられます。

・良性発作性頭位めまい症

 加齢や​女性ホルモンなどが原因で内耳にある「耳石」がはがれて三半規管に入り込んで起こります。

 頭を動かすとぐるぐる回る感じのめまいです。

・動揺性めまい

 ストレス等で自律神経が失調することによって平衡感覚をコントールする脳(脳幹・小脳)の機能に

 影響することで起こります。ふわふわとふらつく感じのめまいです。

・前庭神経炎

 ウイルス感染が原因で内耳の前庭神経に炎症を起こし、発作性の吐き気を伴う激しい回転性のめまい

 を起こします。風邪の後などに数時間から数日続きます。

・メニエール病

 ストレスや疲労によってホルモンバランスが悪化し、内耳に「内リンパ液」が溜まり回転性のめまい

 を起こします。嘔吐や耳鳴り、難聴などを伴います。多くの場合、片耳に起こりますが何度か繰り返

 すのが特徴です。

 その他にも、高血圧症・脳血管障害・貧血・自律神経失調症・眼疾患など

 もめまいの原因となります。

 

   めまい(眩暈)を起こす根本には・・・

  ・ストレスや過労による「自律神経失調」

  ・水分代謝異常(水分の摂りすぎ・飲酒・胃腸機能低下など)

  ・加 齢

  ・血行不良

   などが考えられますが、漢方では「気・血・水」のバランスを整え流れを良くすることで、

   めまいを起こしやすい体質を根本から改善していきます。

 めまい(眩暈)が起こる状況はお一人お一人の体質によって異なります。

 どのような時にめまいが起こりやすいですか?

 ・ストレスや気分のむら(抑鬱)がありイライラしたり怒ったときになりやすい。

  春先に発症することが多い。耳鳴りや片頭痛を伴う。

 ・冷たいものの摂り過ぎや飲酒の過度によって起こりやすい。

  頭が重くぼんやりする。

 ・肩こりや頭痛がする。息苦しさを感じる。冷え・のぼせがある。

 ・疲れると起こりやすい。横になると軽くなる。

  食欲低下・下痢になりやすい。

 ・症状は慢性的で激しくないが、疲れたりすると夕方から夜間に起こりやすい。

 

 漢方医学ではどのようなめまい(眩暈)なのか、またどのような時に起こるかによって、その方の

 タイプ・体質が分かれます

 ご自身のタイプを知り、その体質に合った漢方処方を継続服用していくことが根本改善に繋がります。

 

 めまい(眩暈)に使われる漢方処方としては・・・

 加味逍遥散(かみしょうようさん)
 抑肝散(よくかんさん)
 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅこうつぼれいとう)
 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
 女神散(にょしんさん)
 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
 八味地黄丸(はちみじおうがん)
 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
 苓桂朮甘湯湯(りょうけいじゅつかんとう)
 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
 ・
 ・
 などを基本処方として、一人ひとりに合わせた調整を加えてご用意します。

 「病院で検査しても異常がなく原因が分からない」

 「めまい止めの薬だけではなかなか良くならず、繰り返してしまう」

 というような方には、漢方薬が強い味方となります。

 

 漢方薬はお一人お一人の体質・症状によって処方内容が異なります。体質・症状に合った漢方薬

 服用することが改善への近道となります。

 まずは一度ご相談ください。

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