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子どもの漢方の飲ませ方

  • 執筆者の写真: こころ 漢方相談薬局・はり灸治療院
    こころ 漢方相談薬局・はり灸治療院
  • 2017年10月15日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。

相模原市橋本にある、漢方・はり灸の《こころ》です。

先日小児の漢方薬について書きましたが、漢方薬は西洋薬と比べると飲みにくいものもあり、なかなか飲んでくれないので良い方法はないかとの問い合わせをいただきました。

確かに西洋薬のシロップや粉薬は飲みやすいような味付けがしてあるので、漢方薬は飲みにくいことも多く、多少工夫が必要な場合もあります。

もちろん飲みやすい漢方処方もあるのですが・・・。

まず、病院や漢方薬局でもらうことの多い粉薬の漢方薬は「エキス剤」といって、煎じた成分を粉薬にしたものなので、服用する際はコップ半分くらいのお湯に溶かして服用するのが一般的です。

しかしお湯に溶かして飲むと、漢方薬の味が口の中に広がり「まずい」と子どもが判断すると飲んでくれなくなります。

その際に比較的うまくいくのが、「他の味の飲み物、食べ物でごまかす」という方法です。

「漢方薬はその香りも効果の一部だ」といわれ、この方法には否定的な意見もありますが、まずは飲んでもらわないことには始まりません。しばらくして飲みなれてくると何かに混ぜなくても飲んでくれるようになることが多いので、《こころ》では「ごまかす」という方法をおすすめしています。

まずは粉薬を少量お湯で溶かします。小さじ1~2杯程度です。

その後50cc程度の飲み物を加えて混ぜます。

病院で処方されることの多い「ツムラ」の漢方薬は「顆粒」のため溶かしにくいのでこの方法で溶かす前に袋の上から、袋が破れないように気をつけて細かく潰して準備します。

サラサラの粉の場合はそのまま溶かしてください。

そしてそれを飲み物に混ぜて行くのですが、混ぜる飲み物にも相性があります。

苦いタイプの漢方薬と酸っぱい飲み物は相性がよくありません。

苦いタイプの漢方薬は「ココア」や「ミロ」などで溶かすとうまくごまかしやすいです。

多くの漢方薬の味をごまかす万能飲料です。

そのほか「牛乳・コーヒー牛乳」や「野菜ジュース」もうまくいくケースが多いです。

溶かさずに「混ぜる」場合は、「アイスクリーム」が有効です。

冷たいものは味覚を鈍くします。

「チョコ味」や「バニラ味」は多少相性がありますが、多くの漢方薬の飲みにくさをカバーしてくれます。

また、ある程度大きくなれば、「オブラート」を利用するもの良いでしょう。

オブラートに包んだ薬を水を入れたコップに沈ませ、オブラートがゼリー状になったところを水と一緒に飲み込みます。

オブラートがうまく使えない場合は「服薬補助用のゼリー」を使っても構いません。

その際に注意してほしいのは、「ごまかしている所」を子どもに見られないようにすることです。

飲み物や食べ物に、漢方薬が入っていることに気づいてしまうと、飲んだり食べたりしてくれなくなります。

漢方処方が異なると、相性の良い飲み物・食べ物は変わってきますので、お子さんが飲んでくれない場合はご相談下さい。

漢方・はり灸の《こころ》では漢方・はり灸の相談は無料です。

メール相談・電話相談もお受けしています。お気軽にお問い合わせ下さい。

〒252-0143 相模原市緑区橋本4-16-19 ロックヒルII 電話 042-779-0556(こころ) FAX 042-779-0555 メール:cocoro@kampoharikyu.com

漢方薬局・はり灸治療院 こころ

 
 
 

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